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風と雲と砦

  • かぜとくもととりで
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  • 平均評点

    52.8点(10人)

  • 観たひと

    18

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/2/22
上映時間 92分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督森一生 
脚色八住利雄 
原作井上靖 
企画税田武生 
製作武田一義 
撮影本多省三 
美術西岡善信 
音楽塚原晢夫 
録音大谷巖 
照明中岡源権 
編集谷口孝司 
スチル藤岡輝夫 

キャスト

出演勝新太郎 左近八郎
三田村元 俵三蔵
小林勝彦 山名鬼頭太
水谷良重 安良里
近藤美恵子 みゆき
江波杏子 ひめ
島田竜三 佐々彦十郎
千葉敏郎 野武士の首領
安部徹 中年の武士
水原浩一 松本兵介
原聖四郎 部将
伊達三郎 総指揮の侍
東良之助 徳川の武将A
荒木忍 左治平
見明凡太朗 桑木吾太夫
藤川準 松明の侍A
堀北幸夫 侍A
芝田総二 村の男B
桜井勇 徳川の武将B
岩田正 若い武士(甲)
旗孝思 若い武士(乙)
志賀明 寝不番の侍
沖時男 名なし
大杉潤 松明の侍B
大林一夫 侍A
安田祥郎 兵A
小南明 村の男A
浜田雄史 砦の武士
竹谷俊彦 侍B
木村玄 九郎四郎

解説

井上靖の原作を、「猟銃」の八住利雄が脚色し、「忠直卿行状記」の森一生が監督した、戦国時代を背景にした時代劇。「花くらべ狸道中」の本多省三が撮影した。

あらすじ

武田信玄が天下に号令せんと徳川領になだれこんだ戦国の世。野心に燃えた三人の青年・左近八郎・山名鬼頭太・俵三蔵が徳川の雑兵の中にいた。最後まで交戦を続けた八郎は城主設楽貞通の身替りとなって武田方に捕われた。だが、武田方の客分で異様な雰囲気を持つ安良里姫に命を救われ、徳川方の機密を探るよう命じられた。その妖しい魅力につかれた八郎は捕虜交換の中に混じり徳川方に帰りその機密を探って安良里にしらせていた。百姓出身の俵三蔵は腰元みゆきに思いをかけているが、落城とともに脱出した。彼は野武士の群に入るが、野武士の首領の情婦ひめは逞しい三蔵に惚れこみ、首領を倒すことを命じた。槍の三蔵と異名をとる彼は首領を倒してその地位についた。石占いの命ずるままに身を処す山名鬼頭太は、みゆきの心が八郎にあると知って、落城するや武田方の捕虜となった。同じく捕われて武田方に来ていたみゆきと再会したものの、彼女の心が依然として八郎にあるのを知って、機会あれば八郎を亡き者にせんとしていた。安良里の助言で出世した八郎であった。が、彼女が徳川方の間謀と知って愕然とするが、すでに彼女の魅力の虜となっている八郎にはどうしようもなかった。安良里も一途な八郎の愛情に女として目覚め、恩讐を越えて二人は固く結ばれた。だが非情な戦国の掟は残酷にも二人を硝煙の中に殺してしまった。鬼頭太はうつろなみゆきの体をだきしめ、大将になろうとの野望も捨て戦場から消え去って行くのだった。三蔵もひめの一途な愛情に引きずられ、おのれの生き場所を他に求めて硝煙くすぶる戦場を遠ざかって行った。だが、動乱にあけ暮れる戦国である。次の若者達がまた野心を抱いて現われ、そして、戦場も他の場所へと移って行くのだった。

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