温泉芸者をしていた姉が交通事故で死んだため、浅井夏子は早速その温泉町にかけつけて来た。姉には、服部倉次郎というスッポンの研究をしている変人の恋人がいた。偶然夏子がその町の観光ポスターのモデルになったところ、経総連理事長石橋に目をつけられ、芸者置屋の女将富子の仲介で一夜を共にすることになったが、夏子の名器が、石橋のカラダを放さなくなり、病院に連れ込まれ大騒動。一躍、夏子はスッポン芸者の異名をとどろかすことになった。そんな夏子に、怪し気な研究家毛利高麿と、偶然再会した昔の恋人信治とがつきまとっていた。その頃、女体ブローカー竿師段平が町に現われた。段平はその精練されたセックステクニックで次々と芸者たちを、骨抜きにしていった。最後に段平は夏子にセックス勝負を挑んで来た。両者相ゆずらぬ白熱のセックス合戦が展開され、勝負はなかなかつかず、夏子は今しも悶絶せんとするが、その時現われたスッポンの幻影に勇気ずけられ、最後の気力をふりしぼった夏子が、遂に段平を倒した。翌日、賞金額を惜しげなく倉次郎に与え、いずこへともなく去って行くのだった。