男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

新女囚さそり 701号

  • しんじょしゅうななまるいちごう
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    59.1点(31人)

  • 観たひと

    45

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1976
公開年月日 1976/11/17
上映時間 88分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小平裕 
脚本鴨井達比古 
原作篠原とおる 
企画吉峰甲子夫 
伊藤源郎 
撮影飯村雅彦 
美術中村修一郎 
音楽平尾昌晃 
録音内田陽造 
照明川崎保之丞 
編集祖田富美夫 
進行主任松本可則 
助監督森光正 
スチール遠藤努 

キャスト

出演多岐川裕美 松島ナミ
夏夕介 小坂敏彦
紺野洋子 小坂夏子
中谷一郎 三浦代議士
范文雀 松島妙子
根岸とし江 榊千沙
山本麟一 刑務所長高村
河合絃司 岡部
高月忠 林原
衣麻遼子 戸田貞子
城新子 木村順子
フラワーキッス 女囚
牧よし子 石川タエ
高村ルナ 田村由美
山本緑 藤岡のぶ子
滝波錦司 刑務所職員伊藤
河野洋子 鍋島昌子
小山柳子 松井弘子
叶優子 平山容子
金子信雄 佐々木修
小林稔侍 杉野
浅香光代 鈴木房江

解説

篠原とおるの人気劇画を映画化した“さそりシリーズ”の二年半ぶりの復活で、政治家の陰謀で姉を殺され、輪姦されて、女子刑務所に投じられた松島ナミが、怨念を抱いて次々に仇に復讐していく姿を描く。脚本は「子連れ殺人拳」の鴨井達比古、監督は「爆発!750CC(ナナハン)族」の小平裕、撮影は「トラック野郎 望郷一番星」の飯村雅彦がそれぞれ担当。

あらすじ

女子大生の松島ナミの姉、松島妙子は、政界の大物と言われる三浦代議士の秘書であった。いま、世間は政界の政治献金をめぐって騒然としていた。三浦代議士も灰色高官として疑惑がもたれている一人だった。日が経つにつれて、妙子の不審な行動を案じたナミは、妙子に電話をするが、返答がなく電話は切れてしまう。ナミは、恋人の小坂とともに、妙子がよく利用するホテルへ直行した。その日、妙子は婚約者の杉野と一緒に、海外に旅立とうとしていた。妙子とあったナミは何も聞き出せず、二人を見送った。数分後、杉野は何者かの車でひき殺され、また妙子までも連れ去られてしまった。その夜、ナミは妙子が残していったテープによって、意外な事実を知った。テープの中味は、三浦と政府の陰謀が録音されていた。数日後、三浦と面会したナミは、テープを交換条件に姉の居所を問い正した。そして、ある料亭に連れていかれたナミは、そこで初老の国会議員に抱かれる姉の姿を見た。この一連の奇妙な事件は、すべて三浦の企みである事を、ナミは知るのだった。一方、秘密をすべて知られた三浦は、その場でナミを犯し、妙子を殺害した。翌日、ナミは三浦の陰謀と、信じ切っていた小坂の裏切りによって、姉殺しの罪を着せられてしまった。三浦の手で、女子刑務所に送られたナミは、その日から姉の復讐を誓って“さそり”へと化身していった。牢名主の鈴木房江がいる第8雑居房に入れられたナミは、そこで女囚からむごい制裁を受けた。じっと耐えるナミの態度は、房江らをさらに激化させていった。女囚らのナミへの攻撃がエスカレートしたある日、房江は刑務所長高村の命令でナミを殺そうとしたが、逆にナミに感づかれ、ガソリンを頭からかけられて房江は焼死した。ナミの偽装自殺に失敗した高村は、ナミを独房へ押し込めたが、一向にまいらないナミに手を焼いた。ある日、この刑務所に、三浦の企みによって千沙という女囚が送り込まれた。千沙は、ナミに近づいて脱走の話を持ちかけた。何げなく千沙の話を聞くナミは、千沙が三浦のさしがねで接近してきた事を知りながら、この話にのるのだった。三浦と小坂に復讐するために、ナミが脱走を決行したその日、刑務所内は女囚の暴動が起って騒然となった。その隙を見て、ナミは所長室に入り込み、所長の片眼にナイフを突き刺して、これまでの怨みを晴らすのだった。そして、黒の衣裳に身を固めたナミは、姉の復讐のために、都会の中へと消えていった。

関連するキネマ旬報の記事

1977年1月上旬新年特別号

日本映画紹介:新女囚さそり701号

1976年12月下旬号

日本映画批評:新女囚さそり701号

1976年11月下旬号

グラビア:「新女囚さそり・701号」