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エロイカ(1950)

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  • 平均評点

    60.0点(2人)

  • 観たひと

    4

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル 伝記
製作国 オーストリア
製作年 1950
公開年月日 1952/3/18
上映時間 95分
製作会社 ウィンナ・クンストフィルム
配給 東和=東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

出演エヴァルト・バルザー Beethoven
マリアンネ・シェーンナウア Therese von Brunswik
ジュディット・ホルツマイスター Giulietta Guicciardi
オスカー・ヴェルナー Karl
ダグニー・セルヴェス Karl's Mother
イワン・ペトロヴィッチ Duke Lichnovsky
Ludmilla Hell Duchess Lichnovsky
Hanns Krassnitzer Amenda
Alfred Neugebauer Domorganist Albrechtsberger
Richard Eybner Schuppanzugh
カール・ギュンター Country Doctor
グスタフ・ヴァルダウ Country Priest
Franz Pfaudler Theatre Manager
Auguste Punkosdy The Hostess
Erik Frey French Officer
Hans Hais French Officer

解説

ベートーヴェンの生誕百八十年を記念して、彼の半生を描いたこの作品は、一九五〇年製作のオーストリア映画で、「モツアルトの恋」のカール・ハートル総指揮のもとに、新進ヴァルテル・コルム・フェルテエが脚本・監督を担当。撮影はギュンター・アンデルスとハンネス・シュタウディンガー、音楽指揮はハンス・クナッペルツブッシュ。ウィーン・フィルハーモニー・オーケストラ、ウィーン交響楽団、ウィーン国立歌劇合唱団、ウィーン少年合唱団が演奏する。ベートーヴェンにはブルグ劇場の俳優エヴァルト・バルザーが扮し、戦後売出のマリアンネ・シェーンナウア、イワン・ペトロヴィッチ、ジュディット・ホルツマイスター、オスカー・ヴェルナーらが共演する。

あらすじ

ウィーンでは、ナポレオン進撃の報に湧きかえっていた。同市で作曲生活に精進していたベートーヴェン(E・バルゼル)ばナポレオンこそ自由と平等をもたらす使者だと感激、制作中の交響曲を「エロイカ(英雄)」と名付けて一気に完成した。その頃、彼の女弟子テレーゼ・フォン・ブルンスヴィク(M・シェーンナウア)は、ナポレオンのウィーン占領に伴って一家共どもハンガリイに避難、同行した従姉ギュリエッタ(J・ホルツマイスター)にベートーヴェンのことを親しげに語ってやまなかった。占領後のナポレオンは次第に独裁的となり、裏切られた気持ちのベートーヴェンはエロイカの表紙を破り捨てると夜陰に乗じてハンガリイに逃げのびここではじめてギュリエッタと知り合い、二人の関係は進んだ。テレーゼはこの関係を知り、失望の裏に、この偉大な作曲家を一人の女性の許に止めてはならないことを悟った。数年たち、ウィーンに帰ったベートーヴェンは次第に個疾の耳病が重くなり、ついに「フィデリオ」初演のとき指揮棒が振れなくなっている自分を発見した。失意の彼を慰めたのは、この数年彼に変らぬ愛を捧げて来たテレーゼであった。彼女の励ましで、ベートーヴェンは新たな希望にもえて「第九交響曲、歓喜の頌」の作曲にとりかかった。

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