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  • 平均評点

    63.4点(8人)

  • 観たひと

    13

  • 観たいひと

    0

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 イタリア フランス
製作年 1970
公開年月日 1971/6/26
上映時間 108分
製作会社 カルロ・ポンティ・プロ
配給 ワーナー・ブラザース
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

喜劇タッチで描きながらも、カトリック世界の古い掟のなかで、激しく燃え上るひたむきな愛の悲しみを深く見つめた作品。製作総指揮はピオ・アンジェレッティとアドリアーノ・デ・ミケーリ、製作はカルロ・ポンティ、監督はディーノ・リージ、脚本はルッジェーロ・マッカリ、ベルナルディーノ・ザッポーニ、撮影は「砂丘」のアルフィオ・コンティーニ、音楽は「昨日・今日・明日」のアルマンド・トロバヨーリが担当。ソフィア・ローレンの衣装はローマのメイヤー特製、スタイリストはジャン・バルテ。出演は「ひまわり」「あゝ結婚」などのソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ、「恋するガリア」「バリ大混戦」のベナンティノ・ベナンティーニ、他にジャック・スタニー、アウグスト・マストラントーニ、ピッポ・スタルナッツァなど。

あらすじ

北イタリアの古い都市パドアに住むバレリア・ビッリ(S・ローレン)は気のいい美人で、ロックンロールの歌手である。彼女には恋人のマウリチオ(V・ベナンチーニ)がいた。ところが彼には妻がいることがわかってびっくり、青春の四年間をムダにしたと怒りに気も狂わんばかり。その上、うちへ帰ってみると母は留守で、父は相変らずの大イビキ。すべてに絶望して発作的に自殺を決意し、睡眠薬をガッポりのみ込んだ。ところがのみ込んだとたん、急に死ぬのがこわくなり、教会の〈救いの御手〉係に電話した。電話に出たのは神父のドン・マリオ(M・マストロヤンニ)であった。なんとか自殺を思いとどませようと懸命にさとしながらも、ドン・マリオは彼女に聞かれるまま、自分が神学の教授で独身であることなどを答えていた。神父であることを言わなかったのは、ただ彼女に聞かれなかったからにすぎない。翌日、彼の忠告を無視して睡眠薬をのんで、あやうく助かった彼女は病院でしきりにドン・マリオに会いたがっていた。これを聞いたマリオは、さっそく病院に電話したが、バレリアは彼の思いやりのある暖かい声に、ますます魅了されてしまった。二人が初めて顔を合わせた時、バレリアはマリオが神父だと知ってビックリした。しかし近頃は教会もモダン化され、今まで許されなかった結婚に関しても、いろいろな議論がたたかわされている。どうして神父が結婚してはいけないのか。マリオがクラスの生徒をつれて、ベニスに遠足にでかけたとき、チャンスとばかりバレリアは彼に近づいて、巧みに口説いた。その積極的攻勢にマリオはあわてふためき、逃げ出そうと思ったが、迷える小羊を正しく導く執務を怠るわけにはいかない。それに彼も彼女といると自然と胸が高まるのだった。こうしてマリオは知らず知らずバレリアとの恋に落ちこんでいった。一度は神を恐れぬこの行為を恥じて逃げだしたマリオもバレリアの情熱には勝てず、とうとう、教会の古いしきたりに反抗心を燃やしはじめた。バレリアは神父をやめてほしいと言うが、ローマ法王の許しがなければそれも出来ない。思いあまって先輩僧のモンショール・カルダーナ(A・マストラントーニ)に相談するが、てんでソッケない。また昔、結婚のため敢然と聖職を去った友人にも会うが、なんと生活苦からすっかりヨレヨレで酒びたり。マリオはがっかりしてしまった。バレリアは、カルダーナの辞職の許可をもらうためデッチ上げた写真で、カルダーナをおどして、マリオのため一肌ぬぐことを約束させたりの大活躍である。二人は愛の巣をかまえ、婚約もかわした。マリオはとうとう、教師の仕事から追われ、母親には勘当され、その上、カトリックの総本山バチカン市国の法王に召換されるはめになった。バレリアも妊娠していたが、“神父の妻”という肩書きで歌手として復帰し忙しくなっていった。マリオがバチカン市国に着くと待っていたのは、モンシニョールの地位と、神学研究のための特別資金援助であった。そして結婚は、教会がいま困難な事態にあり、また悪しき前例にもなることだから、もうしばらく待ってほしいといわれてしまった。ローマに出てきたバレリアに、マリオは手に入れた新しいアパートを見せた。それはバチカン市国のすぐ隣りだった。幸せそうなマリオの顔をみて、バレリアは彼がやっぱり教会とは切りはなせぬ人間であることを改めて知った。結婚はあきらめるしかない、彼を愛してるなら一生日陰者として、また生まれてくる子供も日陰で育てるしかしょうがない。二人は抱き合い、流れ落ちる涙をおさえようともしないバレリアの眼には、ただ堂々とそびえるサン・ピエトロ寺院のつめたい偉容が映るだけであった。

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