西部の町、ヒューストン。無法者のライン(N・クラーク)を首領とする一団が、この町に運びこまれた八万ドルのありかを求め、町中を荒しまわっていた。そんな時、メキシコ人のガンマン、ペコス(R・ウッズ)も、南北戦争当時、彼の家族を虐殺したクラインに復讐をはたすべく、この町へあらわれた。ペコスはクラインの手下二人を鮮かなガンさばきで倒した、がこれを知ったクラインは激怒し、ペコス捜しにやっきとなった。一方ペコスは偶然、八万ドル強盗の犯人が、酒場の主人テダー(L・カッセル)であることを知った。その後ペコスは、クラインの手下に乱暴されかかった娘、ニーナ(K・ジョサンニ)を救おうとしたことから、逆に、クラインに捕われてしまった。しかしニーナの手びきで脱出に成功し、彼女と共に、医師バートン(J・ラファーティ)の家に逃げのびた。これを知ったクラインは、テダーを脅しニーナの家を教えるよう迫った。このため危険を感じたテダーは八方ドルを酒樽に隠し、バートン家に預けた。ペコスは、ダイナマイトと共に、それを持ち去った。数日後、ニーナの父親を殺すなど無法を重ねたクラインは、バートンを殺し、娘メアリ(L・モドューニョ)とひきかえに金のありかをペコスに迫った。これを承知したペコスは、ダイナマイトをいれた酒樽をクラインに渡し、中にしこまれた導火線に向って銃をうった。爆発する酒樽。ひるむクライン。次の瞬間、ペコスは、クラインをとりおさえ、とどめをさした。