テンポの速さはいかにも現代的

2014/10/16

現代は、プライバシーも一瞬のうちに公開されてしまっても不思議ではない。だから、ほぼ全編が、誰の目線かもわからない、パソコンの画面のみのこの映画が公開されても、何の不思議ではない。

しかし、そういう映画を説明しろ、となると厄介だ。正直、この作品の内容を、まだ観ていない人たちにどの程度言っていいのか。プライバシーしかない映画、というのは、それ自体が作品そのものであり、物語の肝になる。しかも、主人公の混乱ぶりが、同時に見ているこちらがわ、つまり観客も混乱させてしまいそうになるから、説明のしようがない。主人公といっしょに、スクリーンと同じ、パソコンの画面だけ見ながら、どうなるか見当もつかない混乱を楽しんでみたい方は、この作品、大いにおすすめできる。

あれ、結構面白い

2014/09/18

撮影方法が斬新で、冒頭のシーンだと「こいつ、ちょっとエロいシーンでキャプチャしてるよぉ」とか「デスクトップ綺麗に整頓されてるなぁ」とか、なんか他人が操作している画面を覗き見しているような、悪趣味な面白さを感じました。

ストーリーが進むと正体不明なハッカー(クラッカー?)から女優の私生活が覗けるリンクが送られてきて、リアルタイム盗撮映像が送り込まれるのですが、この時点で(というかしばらく進んでも)犯人の目的が全く意味不明。何が楽しくてこいつはこんな事やってるのか、と。ただその不明感が、実際の生活でもネット上で相手が見えないのって意外と怖いよなぁ、というリアルな恐怖につながり、作品として面白さを引き立ててる気がします。

注意1秒怪我100分

2014/09/18

後から気がつくのですが映像は全てPCの画面。
展開はオープニングから時間進行は現実と同じリアルタイムの100分。

中々憎い構成ですな。ワンクリックで痛い目にあった事のある方ならいきなり感情移入できますよ。パソコンの画面上だけで進行するのも、製作者としては かなりのチャレンジだったでしょう。 敢えて縛りを作り作品をここまでエンターテイメントに仕上げたチョ・ビガロンド監督と言う人は、これからメジャーになっていく可能性大ですね。ハリウッドでデビュー作がリメイクとチラシに書いてあったけど 本人がハリウッドに行く日も近いのでは・・・・。

潰されないで成功してね!

面食らう最先端犯罪ミステリー

2014/09/18

この犯罪サスペンスの発想、トリックの作り方は新しく、おもしろい。現代の新しいサスペンス映画の幕開けを感じた。

鑑賞後、本作のあまりにも進んだNET犯罪についていけなかった自分に、多少の焦りを感じた。そして「スマホぐらい使いこなせなきゃダメかな、スマホに買い換えようかな」と、思った。PCに依存するNET社会に警鐘を鳴らす映画作品を観たはずなのに、全くそれと逆行した考えが浮かんだ、なんとも皮肉な映画でもあった。

時代は私のうんと先を行っている

2014/09/18

スクリーンがノートパソコンの画面で、開かれた複数のウインドウによる映像でストーリーが進行する構成は、確かに斬新。 複数のカメラの画像の視点を合成し3D化して、発見、脱出、格闘をみせたのは驚きだった。時代は私のうんと先を行っているらしい。

斬新!と同時に、歳取ったなぁともしみじみ思える、不思議な味わい。

人物の整理?

2014/09/18

十分楽しめた。ネット社会の恐怖はオーバーではあるが表現していたし、対応の仕方も示されていた。I.ウッドの演技は、額の縦じまで悩みが分かった。一方、人物の特定が複雑すぎたと思った。人物の整理があった方が分かりやすかった。映像の構成にPC画面が多用出てくるのは見難い面もあったが、ネットの臨場感には効果が大であった。

どこから…気になる

2014/09/18

パソコン触るのが怖くなる映画。
アクセスしたがために罠にはまってあれよあれよとノンストップで進んでいくので、気が緩むことがない100分。
パソコンの画面がスクリーン一面に。
よってしまうような感覚。斬新でした。
何でかなと思う部分もありますが、ラストで点数が上がった。
えーっ!どこからよって感じでした。