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2016年大会参加校にインタビュー

学校の先生に聞いてみました!

今回、昨年度の「映画感想文コンクール2016」に応募された学校の中から、3年生全体(76名)で参加された星野学園小学校にインタビュー。埼玉県大会中学年の部で優秀賞と最優秀賞、全国大会中学年の部ではグランプリに輝いた同校で、国語を教える佐藤優先生に、本コンクールに参加したきっかけや、感想などについて伺いました。

子供たちも興味を示した「映画感想文」夏休みの課題として挑戦

本校では、毎年夏休みに、国語教育の一環として全学年、コンクールに挑戦するという取り組みを行っています。これまでも、俳句や新聞制作など、多種多様なコンクールに参加してきました。そんな中で、書店で偶然「映画感想文のすすめ」を見つけたのが、「映画感想文コンクール」を知ったきっかけです。早速書籍を購入して読んでいくうちに、とても新鮮で面白い取り組みだなと興味を持ちました。また、私自身、映画が好きなので、子供たちと映画の面白さを共有できればいいなと思いました。とはいえ、経験したことがない取り組みだったので最初は少し難しいかなと悩みましたが、映画となると子供たちの関心も高く、映画が好きな子も多いので、「映画なら観れる、映画なら感想文が書ける」という子もきっと多いだろうと思い、このコンクールに挑戦することにしたのです。

コンクールに向け、「映画感想文のすすめ」を参考に事前学習を実施

実際には、夏休みの宿題として出したのですが、事前学習というかたちで授業でも扱いました。まず、「映画感想文」について子供たちも保護者の方も馴染みがなかったので、「映画感想文のすすめ」の内容を私なりにプリントにしてみて、「映画感想文コンクール」とはどんな取り組みか、どんな作品を選べば良いのかなどを説明しました。保護者の方にも、通信などを通して取り組みの内容を発信していきました。そのほか、観た映画について親子で会話をして欲しいと呼びかけたり、「映画感想文のすすめ」に則って、授業を進めていきました。作品は、私が映画館に行って集めたチラシを教室に置いたり、パッケージになっている作品でお薦めのものを紹介したりしました。とにかく、自分で主体的に取り組めるようになることが大切だと思い、子供たちが「自分が観たいもの」を選べるように心がけましたね。そうやって始めてみると、子供たちもとても喜んで取り組んでくれて、全員が提出日をきっちり守って感想文を出してくれました。

映画で身につく想像力や読解力 楽しさの共有も映画ならではの魅力

映画は、趣味で楽しむものという認識が強いと思うのですが、私は映画を観ることも読書と同じように、学習的な要素があると考えています。映画というのは、台詞、地の文があって、情景や音楽、全てがリンクしています。そういった要素の関係を読み取ることで、想像力や読解力を養うことができると思います。一方で、読書感想文の場合は、文章だけで情景を思い浮かべて感想を書かなければいけないので、想像力や読解力がある子にとっては良いのですが、苦手な子にはなかなか取り組みにくいようです。どうしても本文の引用で文字数が増えて、原稿用紙が埋まってしまう子が多いです。ですが、映画は、イメージとして自分の中に残るので、子供たちはかなり書きやすかったようです。さらに映画は、家族や友達と一緒に観て、その感想を互いに伝え合うことで、人がどう感じているのかを学ぶことができる、“一緒に楽しむことができる”というのは、映画ならではの良さですよね。このように、映画を観ることから学べるものはたくさんあるので、私はコンクールが終わってからも変わらず、映画を観続けるように子供たちには伝えています。

“映像の教材”としての可能性 今後の学習効果や展開に期待

メディアリテラシーという点において、昔に比べて、映像教材を使った教育は減ってきていると思います。上映会などのイベントも少なくなり、やはりどこか、映像で読解力が身につくのかという懸念があるのだと思います。私自身は、物語の内容をイメージしやすいように、授業で映像を見せたりしているので、この「映画感想文コンクール」のように、映画でもしっかりと取り組めば、教育と結び付けることができると思っています。読む教材のほかに、映像の教材としてどんな学習効果が得られるのか、どういう学習展開ができるのか、私たちにも研究の余地はあると思います。今回、この「映画感想文コンクール」に参加して、改めて映画は趣味だけでなく勉強にもなる、子供の教育としてもとても良いものだということを感じました。ですので、是非、今後も続いて欲しいと思いますし、もっと認知が広がって大きなコンクールになって欲しいですね。

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